日韓米美容トレンド予測2026|韓国編4キーワード【中】

上編:日本編4キーワードでは、日本市場の動向を解説しました。

上編のおさらい:

中編では、韓国市場が選んだ4つのキーワードを解説します。情報疲れを背景とした消費の変化、AI時代の反動、情緒的価値の台頭、そして次世代クリーンビューティーの姿を読み解きます。

この記事でわかること

韓国編:4つのキーワード

バズや瞬間的ヒットではなく、特許技術や独自処方を持つヘリテージ(伝統)系ブランドへの回帰が強まり、スキンケアも多工程より高機能アクティブを一点投入するミニマル設計が主流になりつつあるといいます。

発信面でも、インフルエンサーよりも皮膚科医・研究者・経験豊富なメイクアップアーティストの解説が支持を獲得。同レポートでは、日本ブランドの蓄積された処方やものづくりに追い風が吹いているとも言及されています。

AIコンテンツや情報があふれる現代において、アナログやクラシックな価値への回帰が強まっているというのが同レポートの見立てです。

Z世代にはアナログが"新しくて個性的"に映り、その感性がミレニアルにも波及。懐かしさを楽しむ気分が、製品づくり・メイク・体験全体に広がる見込みです。

廃盤品の復刻、レトロ感のあるパッケージ、90年代スーパーモデル風のブラウンリップ&マット肌、フィルムグレインやZINE風ビジュアルなど、"手触り感"のある表現が効いてくると同レポートは予測しています。

同レポートが韓国市場で注目するのが、コスメ選びにおける情緒的価値の台頭です。

従来の「肌荒れが収まるはず」という機能訴求から、「使うと肌も心も整う感じが好き」という体験価値へのシフトが進んでいるといいます。デジタル疲れやウェルネス志向の高まりがこの流れを後押ししているとのこと。

精油が香るバームでゆっくりなじませる"瞑想クレンジング"や、肌に触れた瞬間のひんやり感、シルクのようなテクスチャによる「良いものを使っている満足感」など、使うプロセスそのものが価値になりつつあると同レポートは述べています。

韓国のクリーンビューティーについては「第一世代(成分の排除・敏感肌対応)から第二世代(持続可能性・透明性)へと進化した」と整理します。

2025年以降は「良い成分」だけでは不十分で、原料の採り方から廃棄まで製品の一生を通じた環境負荷への対応が競争の前提条件になりつつあるといいます。QRコードによる原料の出どころの見える化や、リフィル・リサイクル材の活用、濃縮・固形タイプの普及などが予測されています。


下編では、アメリカ市場の4キーワードと3カ国共通のまとめを解説します。チークとブラシの技術進化、機能に裏打ちされた遊び心あるデザイン、インフルエンサーによる"棚前接客"の台頭、そして日本発コウジ酸が米国で存在感を増す背景——美容の最前線を読み解きます。

【下】アメリカ編4キーワードを読む

連載ナビ:

出典:ampule・Glowdayz・Cosme Hunt「日韓米美容トレンド予測2026」(2025年12月12日発表)

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