コルギって何? Part3

第三回の今回は、コルギがどういう原理で小顔を効果をもたらすのかを書いていきたいと思います。

一概に小顔といっても原因は様々です。

・むくみや老廃物の詰まり

・筋肉の緊張と肥厚

・骨格の左右差や広がり

・フェイスラインの脂肪の蓄積

・顔の平坦感による立体感の欠如

コルギはこれらの原因にアプローチすることで小顔を効果を実感できます。これらの原因はアプローチする層が違います。

骨→深筋膜→筋肉(表情筋)→浅筋膜→皮下組織→真皮→表皮

顔のつくりは骨から表皮まで上記のような順番でつくられています。フェイスマッサージは主に表皮や皮下組織にアプローチするのに対し、コルギは筋肉、技術によっては深筋膜、骨格までアプローチを行います。その為、マッサージよりも強い圧が必要となるのです。骨そのものを動かすわけではなく、骨格周囲の組織にまで働きかけることで視覚的な変化が実感できるのです。

ただし、以前もお伝えした様に強い圧=痛い、効果的ではありません。圧の「質」と「方向性」が最も大切です。

上の項目で先ほど書いたように「骨→深筋膜→筋肉(表情筋)→浅筋膜→皮下組織→真皮→表皮」の順位アプローチ層を並べています。

どういう原理で小顔効果が得られるのかを纏めると【原因に合わせた層に効果的なアプローチを行う】ということになります。小顔になる仕組みはこれで理解できたかもしれませんが大切なのかここからです。理解すべき重要な2点をお伝えします。

1.各層毎に連動性がある為、原因に合った層だけにアプローチをすればよい訳ではない

各層(骨から表皮)は連動性があり各々相互的に作用しています。

つまり、「1層だけで見た目が変わる」ということはほとんどなく、層同士が影響し合っているという事です。

2.一番の原因がどこにあるのかを知ること

層同士が影響しあっているとは言え、必ず一番の原因がどこかにあります。それを先ずは知ることが重要です。知ったつもりでセルフケアや施術を行うと高い効果を得ることが出来なくなります。食生活(飲酒)、寝相、体のクセなどしっかりとカウセリングを行い、原因追求から始めることで知識と技術が生きてきます。そうすることで本質的な小顔効果につながると私は感じています。このことこそが美容施術が構造理解型である所以だと思います。