前編では、大谷翔平選手のコスメデコルテや羽生結弦さんの雪肌精など、男性アスリート5人の美容業界との関わりを紹介しました。
後編では、女性アスリート5人の美容イメージに迫ります。SK-IIの広告で是枝裕和監督とコラボした池江璃花子選手、自らスキンケアブランドを立ち上げた大坂なおみ選手、16年にわたりアルソアを愛用し続ける浅田真央さん——女性アスリートの美容業界への関わり方は、男性とはまた異なる深さと広がりがあります。
この記事でわかること
- 女性アスリート5人の美容ブランド契約・CM起用状況
- 各選手に世間が抱く「美容イメージ」の温度感
- 全10人の美容イメージまとめ(前後編一覧)
1. 池江璃花子(競泳)× SK-II
美容ブランドとの関わり
P&Gプレステージの「SK-II」のキャンペーン「THIS IS ME」に起用(2020年〜)。白血病からの復帰を目指す軌跡を追ったドキュメンタリー動画は、映画監督の是枝裕和氏が手がけ、広告の枠を超えた作品として注目されました。
フォトダイアリー企画では、ベリーショート姿で現在の心境を語る姿が公開され、「広告」ではなく「一人の女性のストーリー」として大きな反響を呼びました。
世間の美容イメージ
池江選手のSK-II起用が特別だったのは、「美しさ」を売りにしたのではなく、「内面の強さと美しさ」を表現した点です。白血病という困難を乗り越えた人が、素肌で語る——このストーリーの説得力は、どんなコピーよりも強いものでした。
「逆境を超えた透明感」という、他の誰にも真似できないブランドイメージを持つアスリートです。
2. 大坂なおみ(テニス)× 資生堂 / Kinlo
美容ブランドとの関わり
資生堂と化粧品カテゴリーでの「ブランドアンバサダー グローバル契約」を締結。日本人アスリートとして世界規模の化粧品契約を結んだ先駆者です。
さらに、自身のスキンケアブランド「Kinlo」を設立。日焼け止めを中心としたラインナップで、メラニンリッチな肌向けの日焼け止めという、市場にほぼ存在しなかったニッチを開拓しました。
世間の美容イメージ
「広告塔」から「ブランドオーナー」への転換を体現した最初の日本人アスリート。テニスという紫外線にさらされ続ける競技の実体験から生まれたKinloは、「自分自身が必要だったから作った」という説得力があります。
マルチカルチュラルなバックグラウンドも、グローバル美容市場においては大きな強み。日本と海外の両方で美容イメージを確立しています。
3. 浅田真央(フィギュアスケート)× アルソア
美容ブランドとの関わり
スキンケアブランド「アルソア」のイメージキャラクター。16歳のころから約15年以上にわたり「アルソア」製品を愛用し続けています。プロデュース商品として「アルソア クイーンシルバー」限定パッケージも発売。一日店長としてポップアップハウスに登場するなど、単なる広告起用を超えた深いパートナーシップを構築しています。
世間の美容イメージ
博報堂DYの調査で「清潔な」アスリート10年連続1位。この記録は、浅田さんの美容イメージがいかに揺るぎないものかを示しています。
「16歳から同じブランドを愛用」というエピソードは、美容業界で最も価値のある「本物の愛用者」の証。広告のためではなく、本当に使い続けている——この信頼性が、アルソアというブランドの価値を底上げしています。
4. 阿部詩(柔道)× カネボウ化粧品
美容ブランドとの関わり
カネボウ化粧品とのコラボレーションを実施。「強さと美しさの両立」というメッセージは、アスリート×美容の王道ともいえる訴求軸です。
世間の美容イメージ
柔道という「強さ」が前面に出る競技でありながら、試合を離れた場面での笑顔や明るさが際立つ選手。「強い女性は美しい」というメッセージを、言葉ではなく存在そのもので体現しています。
パリ五輪での敗戦とその後の振る舞いも含め、「人間としての美しさ」が語られるアスリートです。
5. 古賀紗理那(バレーボール/元日本代表)× SUQQU
美容ブランドとの関わり
夫の西田有志選手(前編で紹介)とともに、美容誌「美的」に夫婦で初登場。趣味は「デパコス巡り」で、SUQQUの最高級ライン「ヴィアルム」を夫婦で愛用。美容家並みのコスメ知識を持つことが話題になりました。
世間の美容イメージ
「アスリート×美容好き」を堂々と公言する姿が、特に女性ファンから強い支持を受けています。「結婚してよかったことのひとつは、夫と美容の情報を共有できること」という発言は、美容を日常の楽しみとして自然に取り入れるスタイルそのもの。
引退後のセカンドキャリアとして美容業界への進出も期待される存在です。
全10人の美容イメージまとめ
| 選手 | 競技 | キーブランド | 美容イメージキーワード |
|---|---|---|---|
| 大谷翔平 | 野球 | コスメデコルテ | 清潔・知性・市場を変えた男 |
| 羽生結弦 | フィギュア | 雪肌精 | 透明感・美肌の象徴 |
| 井上尚弥 | ボクシング | MEN'S TBC | 強くて美しいボクサー |
| 河村勇輝 | バスケ | SHISEIDO MEN | Z世代・自然体のケア |
| 西田有志 | バレー | SUQQU(愛用) | 夫婦で美容・デパコス通 |
| 池江璃花子 | 競泳 | SK-II | 逆境を超えた透明感 |
| 大坂なおみ | テニス | 資生堂+Kinlo | 広告塔からブランドオーナーへ |
| 浅田真央 | フィギュア | アルソア | 清潔10年連続1位・本物の愛用者 |
| 阿部詩 | 柔道 | カネボウ | 強さと美しさの両立 |
| 古賀紗理那 | バレー | SUQQU(愛用) | 美容家並みのコスメ知識 |
まとめ:アスリートと美容の関わり方は「3つのタイプ」に分かれる
10人を俯瞰すると、アスリートの美容業界への関わり方は大きく3つに分類できます。
タイプ1:美容ブランドの「顔」になる
大谷翔平、羽生結弦、井上尚弥、河村勇輝、池江璃花子、浅田真央、阿部詩など。ブランドの広告塔として起用され、売上に直結する影響力を持つタイプ。
タイプ2:自らブランドを立ち上げる「起業家」
大坂なおみ(Kinlo)。広告塔から一歩進み、競技の実体験をブランドに昇華させるタイプ。日本ではまだ少ないが、今後増える可能性が高い領域です。
タイプ3:ライフスタイルとして美容を発信する「発信者」
西田有志&古賀紗理那など。ブランド契約よりも、日常の美容習慣をメディアやSNSで自然体で語るタイプ。
美容は、もはやアスリートにとって競技と無関係な領域ではありません。肌のコンディショニングがパフォーマンスに影響し、清潔感のある外見がブランド価値を高め、美容ブランドとの契約が新たな収益源となる時代。10人のアスリートが示しているのは、「美容は自分を整える力そのもの」というメッセージです。
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